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2008年 10月 28日
<スポンジ>
おぼえておいででしょうか。 私が1年以上も前に「おいしいフランスパンを家で焼けるようになりたい」と呟いたことがあったのを。 うちの家族はふんわり系よりハードタイプのパンが好きで、 せっせとバターロールなど焼いてもあまり喜ばない。 家で作ったものよりお店で買ってきたものの方を喜ぶという唯一の食べ物が、「ハードブレッド」であったのです。 食べ物に関しちゃ執念深いアテクシでございます。 夏が終わった頃からせっせとバゲット作りに精を出しておりやした。 バゲットってすごくむずかしいです。 今まで作ってきたどの料理よりもむずかしい。 私にとって難易度ナンバーワンは今まで小籠包だったんですけど、それよりむずかしい。 でも、小籠包のときは参考資料がほとんどなくて、自分ですべて開発して試していかなきゃならなかったけど、バゲットはいろんな人がチャレンジしちゃー失敗してて、ネットにその記録がゴロゴロ転がってますから、トライするのも楽しかったりします。 上の写真はバゲット8号。 今までで一番上手に焼けた。 クープが全部開いて割れており、帯も切れていないし、中には気泡がポコポコあきました。 欲を言えば、クープのエッジがもっとキリリと立ってほしい。 んで、これまでの失敗作の記録。 バゲット1号 クーブが合体してとんでもない姿に。 焦げ過ぎた。 中に気泡なく、みっしり詰まったパンになってしまった。 バゲット2号 なんとなく見てくれはいいけど、帯がきれてしまっている。 クープの盛り上がりもイマイチ。 気泡なしのみっしりパン。 バゲット3号 お話にならない。 クープ開かず、中に穴もない。 でもオレ負けない。 バゲット4号 焦げたわい。 水分量を68%に上げてみたらポツポツと穴が。 クープは両端しか開かない。 開いたところはモリモリと盛り上がり割れた。 バゲット5号 発酵の方法と時間を変えたら気泡がいっぱい。 これだけ穴ポコだと食べたとき最高においしい。 クープは両端のみ開いた。 開いたところはエッジが立った。 バゲット6号 気泡少ない。 詰まり気味。 クープは両端のみ。 両端だけクープが開く原因は何となく分かった。 バゲット7号 クープ5本入れて両端と真ん中のみ開く。 この長さだとクープは4本でいいのかも。 気泡はもっと入ってほしい。 昨日焼いたバゲット9号。 気泡はちょっと少なめ。 クープはもう失敗する気があまりしない。 味は最高です。 外がパリッとしていて、中はモチモチ。 噛み締めるほどにおいしい。 焼きたてじゃなくても、翌日までそののままでイケル。 息子のお弁当はバゲットのサンドイッチにしています。 1.5センチぐらいに輪切りにして冷凍し、食べるときは軽くトースターで焼くとおいしく食べられる。 食パンの冷凍したのを焼いて食べるより、味が劣化しません。
by purples7
| 2008-10-28 21:19
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